ゲストマシンの作成
ゲストを作成するのには virt-install コマンドを使う。その際、--os-variant=ubuntu20.04 を指定すると、自動的に準仮想化で設定してくれる。--os-variant のパラメータは、libosinfo-bin をインストールして、osinfo-query で確認できる。
$ sudo aptitude install libosinfo-bin
$ osinfo-query os | grep -i ubuntu
virt-install コマンドを入力後、vnc でアクセスしてインストールを進める。
$ sudo virt-install --name=template \
--os-variant=ubuntu20.04 --vcpu=2 --ram=2048 \
--graphics vnc,listen=0.0.0.0,port=5900,keymap=ja,password=pass \
--cdrom=/home/pinus/ubuntu-20.04.5-live-server-amd64.iso \
--network network=host-bridge --disk /dev/sda3,device=disk \
--check path_in_use=off
WARNING グラフィックスが要求されていますが DISPLAY 変数が設定されていません。virt-viewer を起動できません 。
WARNING ゲストのコンソールがないため、デフォルト値 --wait -1 を適用します。
インストールの開始中...
Domain installation still in progress.
Waiting for installation to complete.
--- ここで vnc でインストール作業 ---
ドメインがシャットダウンしました。続けています。
仮想マシンの作成が完了しました。
ゲストを再起動しています。
Nextcloud インストール
ずっと自宅サーバーで ownCloud を運用していたが、今回環境変更にあたって、話題の Nextcloud をインストールしてみた。snap というのを使って簡単にインストールできる。
$ sudo snap install nextcloud
nextcloud 25.0.2snap1 from Nextcloud✓ installed
インストール終了後、apache 設定しようと思ったら apache がなかった。service にないし /etc/apache2 もない。きつねに包まれたような気分になった。調べてみると、snap パッケージの場合、Nextcloud が使う専用の apache を snap 内で使っているらしい。時代は進んでいる。
nextcloud 関連ファイルの場所
/snap/nextcloud/current/conf/httpd.conf
/snap/nextcloud/current/conf/ssl.conf
/var/snap/nextcloud/common/nextcloud/data/user/files/
/var/snap/nextcloud/current/nextcloud/config/config.php
これでやっと自宅サーバが復活した。トラブル発生から復活まで2週間かかった。