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2008年3月

2008年3月23日 (日)

NetBeans (3)

JBoss サーバ構築に必要なファイルを用意する。

  • 永続コンテキスト(persistent.xml) [参考]
  • データソースとして PostgreSQL を指定するための postgres-ds.xml [参考]
  • ear ファイルに入れる application.xml [参考] および jboss-app.xml [参考]
  • conf に入れる login-config.xml [参考]
以上のファイルは,OpenDolphin-1.2 ではソースに含まれていたが,1.3 ではなくなってしまった。以前,含まれていたファイルは以下の通りで,これらは 1.3 でもそのまま使用可能。これらを,OpenDolphin-1.3-dist-src 内の src ディレクトリに入れておく。



31xml

33buildxml

ear ファイルを作成するため,-post-jar を build.xml に追加する。また,JarBundler を使うと,ダブルクリックで起動できるアプリケーションが作れる。make-app を build.xml に追加して,icons/OpenDolphin-ICN.icns ファイルを適当に用意して,build.xml 右クリックで,ターゲットを実行から make-app を選択する。
ダウンロード post-jar.xml (1.6K)

32caremap0

プラグインの登録をする。OpenDolphin-1.3 プロジェクトを登録したのと同じように,新規プロジェクトボタンをクリックして,「既存のソースを使用する Java プロジェクト」を選択。プロジェクト名としてプラグイン名(左では CareMapDocument)を選択,プロジェクトフォルダとして,plugins/CareMapDocument を選択する。

32caremap1

ソースフォルダを選択する。あとは,画面の指示通り,登録を完了する。

32caremap2

登録したプラグインのライブラリを右クリック,「JAR/フォルダを追加」を選択。

32caremap3

dist フォルダにできている OpenDolphin-1.3.jar を登録する。

32caremap4

build.xml ファイルに,plugin をフォルダにコピーする文を加える。
ダウンロード plugin-post-jar.xml (0.3K)

32dist_folder1_2

dist フォルダ内に plugin フォルダを作成。また,OpenDolphin-1.3-src-dist フォルダから,log,schema,security,setting の各フォルダを dist フォルダ内にコピーして持ってくる。

32build1

プロジェクトを右クリックして,構築を選択。

32dist_folder2

plugin フォルダに CareMapDocument.jar がセットされる。これを,全てのプラグインについて繰り返す。

32done

これで NetBeans 上に,OpenDolphin-1.3 を構築する環境ができた。

2008年3月20日 (木)

NetBeans (2)

18choose_resource 「ファイル」タブを選択し,src/open/dolphin/resources とたどって,resources フォルダを選択する。

19new

右クリックして,「新規」→「その他」を選択する。

21new_property

カテゴリ「Other」からプロパティーファイルを選択して「次へ」ボタンを押す。

20dolphin_ja

ファイル名を Dolphin_ja として「完了」ボタンを押す。

22textedit

ここで,別のエディタで src/open/dolphin/resources/Dolphin.sjis.properties ファイルを開く。全てを選択して,コピーする。

23paste

NetBeans に戻って,先ほど作った Dolphin_ja にペーストする。

24run

ここまでの設定で,ログイン画面までは行くはずなので,実行ボタンを押してみる。

25choose_main

主クラスを選択するダイアログが出るので,open.dolphin.client.Dolphin を選択する。

26login

ログイン画面が出る。

NetBeans (1)

カスタマイズするにあたって,まずコンパイルできる環境を作る。



02unzip デジタルグローブ社のホームページから,OpenDolphin-1.3-src-dist.zip をダウンロードする。ダウンロードしたファイルをダブルクリックして解凍する。

01ex

ダウンロードしたファイルの,lib フォルダに入っている postgresql-8.2-504.jdbc3.jar を捨てて,代わりに PostgreSQL 8.1用のJDBC ドライバ postgresql-8.1-412.jdbc3.jar を入れる。(サーバとして使用する Debian Etch の PostgreSQL のバージョンに合わせるため)

03new_project

NetBeans をインストール/起動して,新規プロジェクトボタンを押す。

04choose_project

既存のソースを使用する Java プロジェクトを選択する。

05name_location

プロジェクト名を OpenDolphin-1.3,プロジェクトフォルダとしてダウンロード・解凍したフォルダを指定する。

06add_folder

ソースパッケージフォルダにフォルダを追加するために,「フォルダを追加」のボタンを押す。

07choose_folder

ダウンロード・解凍した OpenDolphin-1.3-src-dist フォルダ内にある src フォルダを選択する。

08next

フォルダの追加ができたら,「次へ」ボタンを押す。

09include

ソースファイルの一覧が出るので,「完了」ボタンを押す。これで,新しいプロジェクト OpenDolphin-1.3 が登録される。

10property

登録された OpenDolphin-1.3 プロジェクトを右クリックして,プロパティーを選択する。

11src_encoding

ソースのエンコーディングを Shift_JIS に設定する。

12compile_encoding

コンパイルのエンコーディングも,オプション指定して Shift_JIS に設定する。

13add_library

ライブラリを右クリックして,「ライブラリを追加」を選択する。

14add_swing

Swing Application Framework と Swing Layout Extensions を選択して「ライブラリを追加」ボタンを押す。

15add_jar

もう一度ライブラリを右クリックして,「JAR/フォルダを追加」を選択する。

16add_lib

OpenDolphin-1.3-src-dist フォルダ内の lib フォルダを選択し,中のファイルを全て選択して,「選択」ボタンを押す。

17try_build

ここまでの設定で,とりあえず構築まではできるようになっているはずなので,OpenDolphin-1.3 プロジェクトを右クリックして「構築」を選択してみる。以下のような構築成功のメッセージが出る。

08build_succeed

2008年3月19日 (水)

電子カルテ

当院では,2008年の開業以来,電子カルテとしてオープンソースの OpenDolphin 1.3.0(デジタルグローブ社)を使用させていただいています。素晴らしいソフトをオープンソースで公開されているデジタルグローブ社には,とても感謝しています。

どんなに優れた電子カルテも,実際に運用するには個々の医院に合わせたカスタマイズが必要だと思います。その場合,オープンソースなら,自院のためだけに自由にカスタマイズすることができます。このブログでは,OpenDolphin を当院で運用するにあたって,色々カスタマイズした内容を中心に公開しています。


  • カスタマイズしたソースは公開しています
  • デジタルグローブ社はライフサイエンスコンピューティング(株)と合併し,
    現在同社のオープンドルフィンラボとなっています
  • 本家オープンドルフィンラボの OpenDolphin は既に ver. 2.x になっています

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