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2011年9月 1日 (木)

ATOK 2011 クラッシュ対策

ATOK 2010 のころから ATOK が1日数回クラッシュする現象に悩まされていた。カルテを書いていると,変換中にATOK が突然再起動してしまい,クラッシュレポートがはき出される。ATOK 2011 にしても症状は改善しておらず困っていたが,先日,何気なくアクティビティモニタを見たら,ATOK のメモリ使用量が異常に増えているのに気付いた。OpenDolphin でカルテを開くと,開く度に ATOK のメモリ使用量がどんどん増えていってしまう。調べてみると,エディタの mi でも同様に,ウインドウを開くと ATOK のメモリ使用量が増えるという現象がみられた。この現象は,ことえりでは見られず,ATOK 特有の問題のようだ。

ATOK 使用開始時の状態
メモリ使用量は 70.5 MB

クラッシュ寸前の状態
メモリ使用量は 735.4 MB

Atok2

 

Atok

スレッドも6だったのが39 まで増えている

Atok1

 

Atok2_2

以下のプログラムを走らせて,アクティビティモニタで ATOK のメモリ使用量をチェックすると,段々増えていって,やがてクラッシュするのが確認できた。ことえりではそういうことは起こらなかった。
import javax.swing.*;

public class AtokCrasher {
    
    public static void main(String[] argv) {
        for (int i=0; i<500; i++) {
            JFrame f = new JFrame();
            f.setVisible(true);
            
            f.setVisible(false);
            f.dispose();
        }        
    }
}
しかし,この現象を防ぐのにどうしたらいいのか分からなかったので(ソースも公開されてないし・・・),ATOK のメモリをモニタして,危うくなってきたらリセットできるようにした。ラベルの部分をクリックすると,ATOK をいったん終了して立ち上げ直す。(メモリのチェック,ATOK の再起動はスクリプトを使った:ExecuteScript.java

Atok_mem_monitor


この問題について,ジャストシステム社にお手紙を出したら,すぐにお返事が来て,状況が確認できたので,対策のための調査に入るとのことだった。ATOK 側で解決してもらえれば,ここに記載した改変は不要になる。期待して待ちたいと思う。

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