サーバの CPU アップグレード
CPU(Core i7-3770 @3.40G) とマザーボード(ASUS P8B75-M)を買ってきて,サーバマシンをアップグレードした。マザーボードは一番安いものを買ってきたのであるが,そのままでは ether が使えないことが判明した。調べてみたら web に ubuntu 関連のトラブル報告がたくさん上がっており,事前によく調べておけばよかったと後悔した。
P8B75-M の ether チップは,realtek RTL8111/8168B というものであるが,ubuntu で用意されている r8169 というドライバが対応しておらず,メーカーからドライバをダウンロードして,自分でコンパイルする必要がある。
- 使えない r8169 をブラックリストに登録する。/etc/modprobe.d/blacklist.conf に r8169 の1行を加える。
- Realtekからドライバ(LINUX driver for kernel 3.x and 2.6.x and 2.4.x version 8.035.00)をダウンロードする。
- 展開する。
$ tar xvjf r8168-8.025.00.tar.bz2
- コンパイル,インストール。これで,/lib/modules/3.2.0-xx-generic/kernel/drivers/net/ethernet/realtek/ にドライバ r8168.ko がインストールされる。
$ cd realtek8168/r8168-8.035.00 $ make clean modules $ sudo make install
- /etc/modules と /etc/initramfs-tools/modules に r8168 の1行を加える。
- depmod する。
$ sudo depmod -a
- initramfs のアップデート
$ sudo update-initramfs -v -u -k `uname -r`
- リブートする。
- r8168 が eth0 でアップせず eth1 になっている場合は,/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules の対応行を削除してリブートする。
aptitude upgrade して,カーネル 3.2.0-xx の xx が変わった場合,コンパイルから再度設定する必要がある。めんどくさいことになってしまった。
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