open.dolphin.orca パッケージの作成
以下の 3つの API をまとめた open.dolphin.orca パッケージを作ってサーバ側に置いた。これにより dolphin クライアントは orca に接続する必要がなくなり,クライントのソースから orca 接続関連のコードを一掃してすっきりさせることができた。
ORCA API
以前からカルテデータを orca に送信するのに orca api を使ってはいた。しかし,orca 4.8 までは xml にして送らなければならず,正直プログラミングが苦痛でいじる気がしなかった※。しかし,orca 5.0 から json が使えるようになり, jackson を使ってがぜん楽しくプログラムできるようになった。そこで,2017年から json での orca api プログラミングをこつこつ積み上げて,昨年末までに入院関連を除く api をすべて実装した。そしてやっと今年,足かけ3年を経てとうとう実運用までこぎつけた。
Push API
さらに orca 5.0 から WebSocket を使ったプッシュ通信の API が使えるようになった。orca に jma-receipt-pusher パッケージをインストールすると,外からの WebSocket 接続を受け付け,クライアントに受付情報などを送ってくれるようになる。
ORCA DAO
ORCA API だけでは取れない orca 情報もあるので,dao もパッケージに含めた。ちなみに,api と同じ処理を dao を使って処理すると,dao の方が 10倍くらい速かった。ただ,数十ミリ秒 vs 数百ミリ秒の違いなので,体感的にはほとんど分からない。
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